2009年11月14日

シベリア俘慮記


「シベリア俘慮記」

この本は、アマゾンでも発売されています。

もともとは、「シベリア抑留記」として、自費出版されていたものでした。


第二次世界大戦後の、理不尽な旧ソ連軍による、捕虜生活の貴重な体験記です。

当時20代前半の筆者は、帰国後すぐにこの原稿を書き、

出版しようと思っていたのですが、

政治情勢の不安から、恩師からまだ出版の時期ではないと言われ、

実際にこの原稿が日の目を見たのは、10年以上も後のことでした。


これは、うろ覚えですが、山崎豊子作の「不毛地帯」だったか?

(映画のタイトルが違ったらごめんなさい)

の冒頭のシーンに、シベリアに抑留される場面がありましたが、

この本も参考にされたそうです。


実はこの筆者は、私の父です。

今日、実家から小包が届いたので何かな?

と思ったら、単行本が3冊入っていました。

実家に電話したら、父が、(私の子供にも)

読ませるようにということでした。


私の幼少の頃は、父と寝ると子守唄代わりの話は、

決まって、シベリアの捕虜体験の話ばかりでした。


その映画の現代になった山崎豊子の本には、父へのサインが入っており、

喜んでいる父の姿がありました。


今思うと懐かしいことばかりです。


しかし、こんな歴史は繰り返してはいけませんし、

私たちは、まず争いの元となる、

怒りの心の炎を消していかなくてはなりません。


いくら、反戦を唱えても、

心にその怒りの炎か燃えている限りは、

いつかは、争いが生じ、それは暴力につながり、

国家レベルになると、戦争になってしまうでしょう。


また、自分たちだけの利益を追求すれば、

他は、どうなっても構わないという心も、

やがては大きな混乱と争い、戦争を招いてしまうでしょう。


今は21世紀です。

時代の変わり、価値観も大きく変化し始めています。

大きなことは、考えなくてもいいのです。

まずは、自らの心の平和が大事です。

しかし、もっとその前に必要なこと・・・

それは・・・


日常に生ずる、かすかな部分であっても、

怒りの炎があれば、やがて争いの火種となっていきます。


また自分だけが良くなればいい、という思いがあるのならば、

不平等が生まれ、それもまた混乱の社会になっていってしまいます。


少なくても、この二つの心だけは、消していきたいものです。

平和のスローガンを立てる前に、まずはこの二つだけは実行したいものです。



真の世界平和の道は、遠まわしであっても、

まずは、自分自身の争いの心を無くすことからです。

自分だけの利益だけを考える心を消していくことからです。


やがて、私たち人類は、他の天体に移住するようになるでしょう。

その時に、今この世界で起こしている混乱を、

他の天体で起こすことは、許されることではないのです。


今もう一度、

争いのない社会、戦争のない世界を考える時期だと思います。

この本が、少しでも役に立ってほしいものです。

その意味でも、ぜひ多くの人に読んでいただきたい本です。


アマゾからも、購入できます。


シベリア俘慮記

―兵士の過酷なる抑留体験―

穂苅甲子男

光文社

定価 657円

2009年10月20日 発行

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posted by SE研究所 at 19:32| 長野 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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